2015年10月27日火曜日

「ロッシは精神的にひ弱」説が飛び出した


http://itatwagp.com/2015/10/26/motogp-3692/

さて、昨日は、もう触れない、と書いたばかりですが、
ちょっとばかり気になったことがあり、
追加で話題にしたいと思います。

今回の件で、多くの人が疑問に思ったのが
ロッシは、なぜマルケスを標的にするのか?
ロッシが争っているのはロレンソで
マルケスはチャンピオンの可能性すらないのに?

これまでも、多くのライダーが
ロッシの精神攻撃にさらされてきました。

ビアッジ、ジベルナウ、ストーナー・・・
もてぎ限定で玉田、なんてのもありましたっけ。

けれど、それらのライダーは
チャンピオンを争うライダーや、
脅威になりうるライダー。

今年でいえば、誰が見てもロレンソです。

しかも、マルケスは本来、
間違いなく自分の勝利にしか興味のないライダーで、
(ロッシが攻撃するようなことさえなければ)
自分以外の誰がチャンピオンになろうが
知ったことではないはずです。

つまり、ロッシの攻撃は、何の意味もないのに
いったい、なぜ、そんな無駄なことをしたのか?

これについて議論しているのがMotoMattresの下記の記事
  ↓   ↓   ↓
MotoMattres
https://motomatters.com/analysis/2015/10/22/2015_sepang_motogp_thursday_round_up_ros.html

長い英文を読むのが面倒だ!という方は
以下で日本訳が読めます。
  ↓   ↓   ↓
SRダンディ別館
http://moonfish.cocolog-nifty.com/srdandy/2015/10/2015motogp-0c92.html

長い文章なので、直接の引用はできませんが、
要するに、話を整理すると、

・実は、ロッシはプレッシャーに押しつぶされそうになっている。

・今までロッシは9回のチャンピオンを獲得しているが
 僅差での勝利というものはなく、常に大差で決めている。
 今年の様な経験は、ほとんど初めてである。

・我々は、ロッシが他のライダーに精神攻撃をかけ
 多くのライダーたちがそれに惑わされて調子を崩すのを見ているうちに
 当のロッシの精神の強さについて誤解してしまっている、
 実はロッシの精神は、かなり弱っているのだ。

・したがって、ロッシのマルケスへの攻撃は
 今までの余裕の立場からの戦略的な攻撃とは違い、
 精神的に余裕がなくなったために疑心暗鬼になり
 「窮鼠猫を噛む」かのように、マルケスに噛みついたのだ。

・・・・という結論になっています。

まさかぁ・・・と思いかけたところに
飛び込んできたのが、以下のニュース
   ↓   ↓   ↓
イタたわGP:ロッシ3位『ヴァレンシア最終戦は出ないかも…』2015セパンGP
http://itatwagp.com/2015/10/26/motogp-3692/

イタたわGP:ロッシはヴァレンシア戦に出るだろう:リン・ジャーヴィス
http://itatwagp.com/2015/10/27/motogp-3693/


いやいや、最終戦に出ないって、
あんたランキングトップだろ?

いくら最後からのスタートといっても、
下位にいるのはオープンクラスばかり。
ロッシとM1の実力をもってすれば、あっという間に
かき分けて上がってこれるはず。

もちろん、優勝は難しいけれど、
3位なら十分に可能性があります。

とりあえず3位を目指しておいて、
あとはマルケスがロレンソを破ってくれるのを待つ。

まかり間違って、マルケスが転倒すれば
順位が一つ上がって、ロッシは2位の可能性がある。

マルケスが優勝または転倒の可能性はかなり高いはずで、
ロレンソがチャンピオンになるためには
自分が優勝し、マルケスに2位になってもらうしかない。

こう考えると、ロッシとロレンソの
チャンピオン争いはせいぜい5分と5分。

最終戦を欠場する必要など全くありません。

マレーシアでのロッシの処罰が軽すぎる
とロレンソが抗議したのも、
この事実を理解していたから、というのあるはず。

ロッシが、プレスカンファレンスをすっぽかしたのも
精神的にまいっていて逃げ出した、と考えれば合点がいきます。

精神的にまいっているロッシが気持ちを立て直し
3位を目指した戦いができるかどうか?

それが出来なかったとすれば
ロレンソのチャンピオンは決まったも同然。

さて・・・・・・?

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