2015年1月22日木曜日

運転メモを始めてみた(意識するということ)

http://www.honda.co.jp/WCT/race2014/

トライアルの人に聞いた話ですが、
競技を始めたばかりの人は
「もっと丁寧にアクセルを開けなさい」
と注意されても、全く理解できないといいます。

「だって、自分はこんなに丁寧にアクセルを
 開けているのに、これ以上どうしろというのか?」

でも、実は世界のトップライダーが
1、2、3、・・・・・という単位で
アクセルを開けているのに
初心者は100、200、300・・・・・
という乱暴さでしか操作できていない。
初心者のうちはそれが分からないのです。

けれども、そう言われて練習しているうちに
やがて1段上のレベルから
モノを見ることが出来るようになり、
自分の雑な操作にも気がつくようになります。

これは全ての人に言えることですね。

免許取りたてのライダーは、それこそ
1000、2000、3000・・・・・という単位で
アクセルやブレーキを扱っています。

それが慣れてくると100単位まで精密になります。
たいていの人は、ここで、
「自分もスムーズな運転ができるようになった」
と考えて、それ以上の進歩を止めてしまいます。

しかし、その状態でトライアルをしてみたり、
サーキット走ってみたりすると
すぐに馬脚を現すことになります。

バイカーズステーションのタイヤの話題に思う
でも書きましたが、タイヤにやさしい運転ができない
なんていうのも、まさにこれ。

こういうことに関する練習は
別にサーキットに行かなければできない
なんてことはありません。

オイラの場合、せっかくバイク通勤しているのだから
それを利用しない手はありません。

通勤と言えど、漠然とバイクに乗っているのではなく
常にバイクの動きに敏感になって
「今のブレーキは100単位だった」とか
「今のアクセル操作は30くらいまで精密にできた」
「今の交差点は突っ込み過ぎ」
などと感じ取るのが、まず最初の一歩です。

そのための手段として始めたのが運転メモ。

毎日、かならず2、3行でいいから
その日の運転を振り返ってメモを残す。

そうすると「特になし」
なんて書くわけにはいかないので
自然と、意識してバイクに乗るようになります。

オイラの今のレベルは
100単位ならクリアしているでしょうが
上手な人(10単位くらい)に比べればまるで粗い
という状態です。

ボウやロレンソなどのスーパーマンは
1単位どころか、0.1単位くらいでバイクを操っています。

人間、努力と修練であそこまでいけるわけですから
オイラも、今より一桁下を目指そうと思っています。

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