2014年2月25日火曜日

SBK Rd.1フィリップアイランド:やはり証明された中間加速の重要性

http://www.crash.net/wsbk/news/200557/1/laverty-hails-incredible-win-on-suzuki-bow.html

クレセント・スズキにとって、SBK第1戦フィリップアイランドは
ほろ苦い結果に終わった。

エースのラバティは第1ヒートでは優勝したものの
第2ヒートはエンジンブローでリタイヤ。

好調を伝えられた新鋭ローズは、第1ヒートは転倒し、
その怪我の影響で第2ヒートも下位に沈んだ。

とはいえ、このフィリップアイランドで
最も速かったのが、アプリリアではなくスズキである
というのは、誰もが認める事実である。

フィリップアイランドは、高速サーキットであり、
エンジンパワーと最高速の重要度が高いとされる。

そのため、アプリリアに有利で、
二気筒のドゥカティは不利とされる。

実際、予選で記録されたメランドリの最高速は319.5キロ

一方で、今年からドゥカティに移籍したジュリアーノは309.5キロ
これだけ違うと、対等に戦うのはかなり厳しい。

しかし、クレセント・スズキの最高速は大したことがない。
予選でラバティが記録した最高速はわずか305.6キロである。
いんも関わらず、ラバティが好成績を残せたのは
今年から優秀なエンジン制御技術者を採用できたから、とされる。

実際、最高速では大したことがないスズキだが
コーナーの脱出速度は、群を抜いていた。

1992年のGP500ホンダNSR500のビッグバンエンジンの例を挙げるまでもなく
およそ二輪・四輪含めてモーターレースにおいては
ピークパワーよりもコーナーからの脱出速度の方が
よほど大切である。

比較的、最高速の影響が強いとされるフィリップアイランドで
これだけの強さを見せたスズキの今後に期待したい。

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