2013年8月5日月曜日

インド:インド第二位メーカー、Bajajに未来はあるか?

昨年、インド国内でのホンダとBajajとの激烈な争いをレポートした。
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http://os-nightsky.blogspot.jp/2012/06/blog-post_09.html

「インドを制する者、世界を制す」というのは
2013年になっても、全く変わりはないと思っているが、
今年になって、少しばかり風向きに変化があったようだ。
http://bikeadvice.in/number-crunching-honda-pips-bajaj-july-2013-hero-wary/

2013年7月の販売台数では
ホンダ:287,177台(うちモーターサイクル147,635、スクーター139,542)
Bajaj:281,327 台(うちモーターサイクル 246,828、スクーター 34,499 )

これを去年7月と比べてみる。
ホンダ:239,094 台(うちモーターサイクル 109,493 、スクーター 129,601)
Bajaj: 344,160 台(うちモーターサイクル 308,858 、スクーター 35,292)

モーターサイクルとスクーター、バランスよく販売するホンダに対し
Bajajはスクーター部門が決定的に弱いことが分かるが
問題はそこではない。

なんと、Bajajが前年度販売台数を下回ったのだ。

今まで拡大するインド市場では全メーカーが前年度比で
販売台数を増やしていた。しかし、この7月、Bajajは
モーターサイクルで-20%、スクーターで-2%
全体でも-18%という大幅な減少となった。

一方、ホンダはモーターサイクルで+35%
スクーターで+8%、全体で+20%という
全くの正反対である。

ホンダとBajajの争いは、どうやら決着がつきつつある。
残るはインド市場を支配する、かつてのホンダの盟友ヒーローのみ。

・・・・ちなみに、この争いにおいて
ヤマハ、スズキ、カワサキは相変わらず完全に蚊帳の外である。

他の日本メーカーも少しは頑張ってほしいのだが。

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