2013年7月25日木曜日

SBK:BMWがSBKから完全撤退


http://www.twowheelsblog.com/post/39887/bmw-to-withdraw-from-world-superbikes-at-the-end-of-2013

BMWワークスがSBKに参戦する!と聞いて、
従来SBKで戦っていたチームは、
「黒船来る!」とばかり
けっこうビビッていた、と聞いている。

二輪だけ見ていると信じられないが、
四輪の世界ではBMWは世界トップクラスの
スポーツイメージで売っており、
四輪レースの経験も豊富である。

レースのノウハウにしても、
下手な二輪メーカーよりも蓄積がある。

しかし、蓋を開けてみると、
BMWはSBKのタイトルを取るどころか、
ただの1勝を挙げるのに、長い時間を要した。

タイヤを太くすれば、
とりあえずグリップを稼げる四輪と違い
二輪ではタイヤを太くしても、
稼げる接地面積などたかが知れている。

それゆえ、二輪レースは全開率が低く
ピークパワーよりも中速域の過渡応答が
非常に重要になってくる。

また、ライダーの動きを計算しないといけない
シャシの設計も、四輪にはない。

BMWも、そのあたりは理解していたと思う。
だからこそ、テレレバー、パラレバーなどの
独自のサスペンションではなく、
日本メーカーという優秀な教師がいる、
テレスコピックフォーク+インラインフォーエンジンの
スポーツバイクを作ってきたわけだ。

そのBMWだが、昨年、ワークス撤退を発表。
さらに、今年を最後に既存チームへの
ワークスサポートをも終了する、と発表があった。

撤退の理由は「戦略的再編」とかいう
全く内容の無い表現を除けば、
「途上国対策」らしい。

経営の点からいえば「正解」かもしれないが
結局のところ、BMWのSBK挑戦は何だったのだろう?

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