2012年12月2日日曜日

次のヘルメット


 




事故でメットをダメにしてしまったので
そろそろ次のメットを考えないといけない。

以前は、ヘルメットのメーカーについて
あまりこだわりのある方ではなかった。

ただ、何度かヘルメットに助けられているうち、
各メ-カーの企業姿勢、評判などから、
やはりA社が一番、と思うようになった。

A社の次は、最近の妙なジンクスが
一部で話題になっているが、一応S社。

某在阪メーカーは、レース業界からは
あまり良い話が聞こえてこないので、パス

ちなみに海外メーカーの中ではメジャーな
某I国メーカーのメットは、以前被っていたことがあるけれど、
妙な締め付け感から、1時間ほどで頭痛がしたのと、
2011年マレーシアGPでのアゴ紐疑惑など
安全性への懸念から、少し疑問を感じている。

A,Sは高い、という声もあるようだが、
A,S以外でもちゃんとしたヘルメットは
実はそんなに安くない。


ところで、日本で知られているヘルメットの規 格
というのは、いろいろあるが、

 PSC:強制規格(これに合格しないと公道走行不可)
   メーカー自ら検査して結果を報告すればOK
 SG:任意規格。PSCと内容は同じだが、第三者機関で試験・認定を受けたもの
 JIS:任意規格(強制力はない。JIS合格のマークをつけてよい)
 SNELL:米国SNELL財団のヘルメット規格(強制力なし)

がある。また競技で使用するためには

 MFJ公認:国内格式のレースに出場するため必要
 FIM公認:国際格式のレースに出場するため必要

がある。この他に米国や欧州独自の規格もあるが、
ここでは触れない。ヘルメットの安全性については
各国どこでも共通なのだから、
こんなところで国の独自性なんか主張せず、
早く国際規格を作ってほしいものだが、
こういう動きは、まだ見られないらしい。

規格のそれぞれの関係だが、
ものすごい大ざっぱにいうと、

 PSC,SG,JIS<MFJ<SNELL,FIA

の順に厳しくなっていく。以前はSG規格はJISより劣っていたが、
2010年に改正され、JIS相当まで基準が強化された。
したがって、現在はPSC=SG=JISと考えてよい。

SNELLは非営利機関のSNELL財団が認定する規格。
この財団は友人のSnell氏が事故死したため、
「世の中に安全な製品を普及させたい」
という思いから設立されたものらしい。

このSNELL規格がやっかいで、5年ごとに
基準がどんどん強化される。
現在は2010年の規格が適用されているが、
2015年になったら、さらに厳しい規格が待ち構えている。

JISとSNELLの関係を「SNELLの方が厳しい」
と書いたことについては
異論のある人もいると思う。

評価項目が厳密に言えば同じではないので
比較はできない、というのが理由だ。

ただし、たとえば、衝撃吸収テストて言えば、
SNELL(M2010)は3.06mから落下させるのに対し
JIS(2007)は2.5mからの落下で評価するなど、
全体にSNELLの方が厳しい条件なのは確か。

少なくとも、SNELLに合格してJISではねられた
というヘルメットを、まだ見たことはない。

MFJ公認ヘルメットは、
 ①JIS規格品のうち、MFJの定める耐貫通性試験に合格したもの。
 ②SNELL規格(M2000以降)に合格したもの。
の二つがある。

このうち、②については国際格式のレースにも使用可能、
ということで、FIM認定とされる。

オイラのメットの選定基準は
MFJもしくはSNELL(FIM)が必須だと思っている。

そんなことで、次のメットの候補は
候補としてそんなに多くない。
問題は、いざ買う時に、気に入ったカラーリングのが
メットあるかどうか。

こればかりは買う時までわからない。

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