2012年7月29日日曜日

鈴鹿8耐:認識を誤っていた世界耐久チームの実力

今年の鈴鹿8耐は、ヨシムラ、ハルク・プロ、
そして、久々参加の本気印ヤマハYARTが
転倒やマシントラブルにより脱落した結果、
なんと一時、世界耐久チームが2、3位を走るという
おそらくは8耐始まって以来とも思われる珍現象が起きた。

結局、S.E.R.Tは転倒し、BMWはマシントラブルにより後退したが
代わりに3位に滑り込んだのはヤマハ・フランスGMT。

気になって去年の結果を見なおしてみたら
BMWフランスは、5周遅れとはいえ4位に食い込んでいる。

我々日本人は、8耐というと、ついつい
「ホンダ・ワークス対ヨシムラ・スズキ」
という視線でモノを見てしまいがちであるが、
実はホンダとヨシムラが8時間専用スペシャルマシンを駆って
気違いじみたスピードで走っているだけで
ホンダとヨシムラを除いてみたら
結局、世界耐久チームは実にしぶとくポイントを重ねており、
国内チームにとっては、とんでもない強敵だったわけだ。

国内チームの実情を知る人からすれば
「無理を言うなよ」と言いたいところだとは思うが
相手は、24時間を戦う前提でいるチームであり
かつ、ポイントを考えると無理はできない。
さらに、場所は年に一度しか走らない鈴鹿。

もう少し、世界耐久チームを
叩きのめしてほしいとも思ってしまうのだが、
やはりそれは無茶な要求なのだろうか?

写真は以下から

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