2017年9月18日月曜日

EWC:F.C.C. TSRホンダがボルドール24h優勝を逃す


https://www.fimewc.com/f-c-c-tsr-and-honda-france-unveil-ambitions/

http://blog.eigyo.co.jp/tsrrace/article/283611

ここ2,3年、レギュレーションが厳しくなりすぎ
一部ではタイヤロシアンルーレットなどと
揶揄されるスプリントレースに比べ、
耐久レースが一番面白いことになっています。

昨年からフル参戦をはじめ、
2016-2017シーズンは
年間ランキング4位を獲得したTSRですが
レース直前の9/15に
ホンダフランスが支援することを表明。
チーム名をF.C.C. TSRホンダ・フランス
として、ボルドール24hに臨みました。

そうして迎えたボルドール24hで
TSRはGMT-94とトップ争いを続け
20時間経過時点で、GMT-94を
56秒引き離してトップを快走。

TSRの強みは、八耐でも見せた
燃費の良さによるピットイン回数の少なさ。

24時間レースでは、この違いが
ボディーブローのように効いてきます。

しかし20時間を過ぎたところで
(ちょうどラップチャートで追いかけていましたが)
突如、TSRがストップ。

理由はアランの転倒によるものでしたが、
その修復に時間を取られ
結局は6位でゴールしました。

スピードと燃費では
トップを狙える実力を見せたTSRですが
残る問題点はトラブルへの対応。

どうしても二輪レースでは
転倒はつきものですが、
鈴鹿でSERTが、わずか4分で
転倒して損傷したマシンを修理して
コースに送り出したのに比べ
TSRは、レースに復帰するまでに
その数倍の時間を費やしてしまいました。

これは、ピットでの作業の見直しだけでは
埋めることができない差で、
SERTをはじめ、トップチームは
始めから作業短縮のために
マシンを改造しています。

そのために必要とあらば、
曲がってしまいやすいアルミを避けて
鉄のパーツを使うなど
材質選びの時点から徹底しています。

TSRが今回のレースの総括を
「転倒さえなければ」
と終わらせてしまうか、
トラブルへの対処法まで考えて
マシンの改造に踏み込むか。

今後、TSRが勝てるかどうかは
その1点にかかっていると思います。

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