2016年4月25日月曜日

MotoGP:リヤのスピニングはタイヤのせいか、それともマシンか?


http://goo.gl/DbDOaO

ドゥカティに移籍を決めたロレンソが
ヘレスを振り返って
「リヤタイヤのスピニングが止まらず
 ストレートでアクセル全開にできなかった」
と不満を述べています。

このスピニングのせいで、ストレートでも
アクセル全開にできず、ロッシを追えず
2位に甘んじる他なかった、とのことです。

ロレンソの口調はかなり辛辣で
懸案の前輪が良くなってきたと思ったら
今度はリヤだ!と、ミシュランに対する不満で
爆発寸前という感じです。

ロレンソに言わせると、これさえなければ
ロッシを追うことができたのに・・・・
ということですが、リヤのスピニングは
実はロッシにも起きていたことが
レース後のコメントで明らかにされています。
  ↓   ↓
http://goo.gl/fM1F1e

元々、ミシュランのリヤタイヤは
強大なグリップを発揮すると言われていたのに
ロレンソではありませんが、なぜ?
と言いたくなります。

それに、ここまではコーナリング中の
グリップ力について話題になっていたのに
ここでロレンソやロッシが言っているのは
ストレートでのタイヤセンター部分のグリップ。

そういう意味では問題のレベルが違いますね。

ミシュランに問題があるとして、
思いつくところを並べてみると・・・

①ミシュランのフロントタイヤの問題は
 リヤタイヤのグリップが強大すぎ、
 プッシングアンダーに陥ってしまうため、
 という点も影響していた、と言われたため、
 リヤのグリップを意図的に落としていったけれど、
 それをやりすぎた。

②元々、ブリヂストンと争っていた時代から
 ミシュランはピンポイントで強いタイヤを
 作る能力はすごいが、ポイントを外しても
 なんとかグリップするタイヤを作る能力は
 ブリヂストンに遠く及ばない、と言われており、
 今回のレースコンディション(路面温度等)が
 ミシュランの想定と異なっていた。

③リヤタイヤに破裂などの問題が発生し
 安全性を高める構造にしていったら
 グリップが下がってしまった。

一方、ヤマハのマシンに問題があるとすると

①コーナリングのヤマハはフロントのグリップが
 ほかのメーカーよりも重要なので
 フロント荷重を重視しすぎて、
 その分、リヤの荷重が抜けすぎた。

ぐらいでしょうか。

何にせよ、MotoGPに戻ってきたミシュランですが
ここまでは叩かれ放題に近い状態です。
ここで踏ん張れるのか、それとも・・・・

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