2015年8月10日月曜日

MotoGP:ロッシの連続表彰台記録とコース改修

http://www.motogp.com/ja/news/2015/08/10/%E3%83%9A%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%B5-%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%81%AB%E3%81%AF%E9%A9%9A%E3%81%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F/181430

インディアナポリスはホンダ向きのコース
特に改修前はその傾向が著しかった
と言われている。

理由は、一部の舗装がコンクリートと思われる
白いアスファルト(坂田和人氏談)のため、
グリップが悪いこと。
そのためにコーナリング速度を稼ぎにくい。

また低速コーナーが多く、
コーナリングマシンのヤマハ車よりも
立ち上がり加速に優れるホンダ車が有利
というのが大きな理由である。

コース改修により、タイトコーナーが減り、
路面の再舗装も行われてグリップが向上し、
昨今ではめずらしくコースが高速化され、
絶対的ホンダ有利のサーキットから
ややヤマハにも有利な方向に変わったと言われる。

このコース改修は、多くのライダーから
好評をもって迎えられていたが、
唯一不満をもらしていたのがペドロサである。

特に旧6-8コーナーはペドロサが得意としており、
ここがパッシングポイントである
と公言していただけに、そこが改修されたのが
ペドロサにとっては大きな痛手といえた。

今年のインディアナポリスで
これが最後に効いてきたのが3、4位争い。

以前のコースであれば、ペドロサは
最終ラップに、7コーナーのブレーキングで
ロッシを抜きにかかったはずである。

その結果、ロッシの連続表彰台記録は途切れ
ロレンソとロッシの差は9ポイントではなく
6ポイントまで縮まっていた可能性は高い。

ちなみに、2010年、2012年は優勝2011、2013年も2位と、
インディアナポリスを得意にしていたペドロサだが、
2014年は今年と同じ4位に沈んでいる。

コース改修によって、ペドロサのメリットが
かなり削がれてしまっていることが分かる。

ロッシのレース後の談話に、3位と4位との差は
「重要なんてもんじゃなく…決定的ってぐらいに」
違う、とあったとおり、わずか3ポイントの違いだが
その違いがもたらす心理的効果は決して小さくない。

手術の影響から回復しつつあるペドロサだが
今年の初優勝は、どこになるのだろうか。

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