2015年4月5日日曜日

2016年以降もファクトリー2ルールは継続される

http://www.asphaltandrubber.com/motogp/2016-motogp-rules-clarified7-engines22-liters157kgconcession-points-performance-balancing-introduced/

2016年以降のMotoGPレギュレーションに関して
メーカーとドルナの間で基本的な合意に達した。

ドゥカティが急速に競争力をつけてきたことで
いろいろと議論されているファクトリー2ルールだが
これは2016年以降も継続になる。

2016年度以降のルールは
・車重:157kg(ファクトリー2も共通)
・燃料:22L(ファクトリー2も共通)
・使用可能エンジン:7基(ファクトリー2は12基)
・エンジン開発凍結(ファクトリー2は可能)

2016年にファクトリー2が適用される条件は
2013~2015年の間にドライでの優勝が無いこと。

2016年以降は優勝3点、2位2点、3位1点として
獲得ポイントが6点に達した時点で
その年のテストの権利を失う。
(ただし、エンジン開発の権利までは失わないようだ。)

また、同メーカーは翌年以降
ファクトリー2の権利を失う。

2015年との違いは、
・燃料使用量の違いがなくなったこと
・成績のカウントで、レイン条件も含まれること
・ファクトリー2ルールの権利を失うと
 シーズン中にテストの権利まで失うこと

ということになる。

しかし、一方で、そのシーズン中は12基のエンジンを
引き続き使えてしまうという点については
今年と同じまま継続されることになる。

2015年のルールでは、ドゥカティはオースティンでも
燃料を22L使えるし、テストは行い放題で、
日本人の感覚としては「なんだかなぁ」なのだが、
これがある程度は緩和される。

ファクトリー2ルールは
新規参加メーカーの敷居を低くする、
という大義名分まで与えられてしまったわけだが、
今年のドゥカティのように急に強くなったときに
不公平感が広がってしまうことが避けられない。

欧州人というのは、こういう意味不明のルールを
「悪法でも法は法」とばかり、平然と受け入れるものだが
日本人のオイラには、やはりどうしても理解できない・・・・・・

まあ、スズキがこの条件を利用して
トップグループに早期に追いついてくれれば
GPももっと面白くなる・・・という風に考えてみることにする。

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