2015年3月2日月曜日

スズキ・ジクサーがインドで9つの賞を受賞


http://www.suzuki.co.jp/release/b/2014/0227/index.html

スズキというのは、時にすごいバイクを作る。

よく言われるのが「安っぽい」ということだが、
全くそんなことはない。

素人の目につくところだけを豪華にする、という
どこかのメーカーに比べれば安っぽく見えるが
エンジン内部など、目につかないところで
妙にコストと手間をかけていたりする。

ST250Eのエンジンは、元々耐久性と堅牢さに
定評のあったJ424型エンジンを
わざわざ4バルブから2バルブに戻すという
ある意味時代に逆行する設計変更をしている。

しかし、そんなに高回転まで回さない空冷250ccを
4バルブにする意味なんて(排ガス規制対応を除けば)
ほとんどない・・・というより、ヘッドをコンパクトに出来て
豊かな低速トルクのためには、2バルブの方が圧倒的に有利。

2バルブへの変更を「単なるコストダウン」
と見る向きもあるが、シリンダーへのSCEMメッキは
2バルブになってもそのまま維持しており、
この辺りがスズキの良心を感じさせる。

インド・スズキが生産するGIXXER(ジクサー)が、
インドの雑誌、TV局が主催するバイクオブザイヤーで
9つの賞を受賞した。

授賞理由は
スポーティーな外観と、優れた燃費性能、
それに力強い加速性能ということだ。

ジクサーは、ただの空冷150ccのエンジンで、
パワーも14.8馬力しかないが
こういう「安っぽい」エンジンは
真面目に作らないと、すぐに馬脚を現す。

インドでもそのあたりが評価されたのだろう。

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