2013年6月19日水曜日

防錆対策あれこれ・その2

何日か前、防錆対策あれこれ で
防錆対策の基本は金属表面に油を塗ること
と書いた。

油であれば、基本なんでもいいのだが
世の中には「防錆油」という
錆止め専用の油が販売されている。

防錆油って何なのかは
引用先を見てもらうとして
へぇ~と思ったのは、

油を塗るときに、表面がきれいとは限らない
表面が水で濡れているときは、水を押しのけながら
油が表面に広がらないといけない。

というところで、こういう風に
水と油が共存しているときは
表面張力の大きいほうがはじかれるそうだ。

つまり、水より表面張力が小さい油でないと
自分がはじかれてしまう。

普通なら、水の方が表面張力が大きいはずだけど、
水といっても、いろいろな不純物が溶け込んでいると
それによって表面張力が変わることもありうる。

したがって、良い防錆油とは
「表面張力が小さい油」で、
こういう油ほど、表面が濡れていたりしても
きちんと水をはじいて、金属表面に広がってくれる。

油といったときに、我々が使うのは
CRC5-56や6-66、シリコンスプレー、
それに余ったエンジンオイルなどだろうけど
5-56に比べて、マリン用6-66は、
金属片を水の中に漬け込んでいても、
錆が起きにくかった、という話も聞く。

これなども、水をはじく力=表面張力の違い
の影響なのだろう。

それぞれの油の表面張力がどのくらいなのか、
どこかに載っているとありがたいのだが、
そういうわけにはいかないのだろうか。

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