2012年7月9日月曜日

MotoGP:ヴィニャーレスの死角


MotoGP第8戦ドイツ、Moto3クラス、
三連勝で波に乗ってドイツにやってきたはずの
ヴィニャーレスだが、雨の予選でセッティングが出ず、
グリッド位置は後方に沈んでしまい
さらに決勝でも雨に見舞われ、まさかのノーポイント。
ランキングトップをコルテセに明け渡してしまう。

そもそも、4勝しているヴィニャーレスが
2勝のコルテセに負けているのは
フランスのリタイヤと、今回、ドイツでのノーポイントと
二度の取りこぼしがあるせいである。

ちなみに、フランスはやはり雨。
混戦の中でルイ・ロッシが勝ったのは記憶に新しい。

今期、Moto3クラスで、能力的には絶対王者と思われる
ヴィニャーレスだが、唯一の弱点は雨に弱いことである。

今期のMotoGPは、天候に翻弄されるケースが多く
ヴィニャーレスの意外な苦戦の原因となっている。

この弱点を抱えたままだと、
ヴィニャーレスの今後にも影響する可能性がある。

とはいえ、自分は、あまり悲観的な見方はしていない。

今でこそ、「雨で速い」と思われているV.ロッシだが、
GPに登場した頃、1996年のロッシは、晴れではめっぽう速いが
雨になるとからきしダメ、という選手だった。

雨での強さは、経験と訓練によっていかようにでもなるのである。

ヴィニャーレスほどの選手が、そのことに気がついていないはずもない。
今後のヴィニャーレスの努力に期待しよう。

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