2011年2月21日月曜日

CB1100(その1)


いきなり、4台目のバイクから紹介してしまったけれど、
次は、我が家の2台目、CB1100。(一台目は、以前に書いたドカのSS)

CB1100の前に乗っていたバイクはGSX1100S、そう、カタナの1100。
別にキリンにも西部警察にもハマッたことはない。
ただ単に、ちょっと乗ってみたかっただけ。

そんな感じで、何の思い入れも無く乗ったKATANAだけど
なぜか、妙にウマが合った。シンクロ率がすごく良い、
なんて言い方をしたこともある。
要するに「ものすごくしっくりくる」といえばいいのだと思う。

とはいえ、それは良い事ばかりではなく、
あまりにも波長が合いすぎて、ついついイケイケ・ドンドンになりやすい。
ともすると矢でも鉄砲でも持ってこい!という心境になりがちだった。

その結果、とうとう去年の夏、握りゴケして事故ってしまった。
一応、物損だけだし、カタナも直そうとすれば直せた。
でも、この事故でいろいろ反省させられた。

カタナでサーキット走るつもりは無い。
サーキットなら、ドカSSに乗る。
なので、カタナは街乗り、通勤、ツーリング用。
普段の公道用バイクがイケイケ・ドンドンというのはいかがなものか?

公道を走るなら、まったり穏やかな気分に
させてくれる奴の方がよいのではないか。
そもそも、「バイクって良いなぁ」と思った原点は、
ゆったりと走りながら 風を感じ、
流れる風景を感じることができたからだったはず。
目を三角にして走るだけがバイクではない。

そんな風にいろいろ考えた結果、カタナを手放してCB1100にした。
なぜCB1100かというと、まずはそのエンジン。
カタナと比べてウルトラシルキー。
これに比べると、同じホンダでも、
CB1300のエンジンは表情がなさすぎ。

おまけに1500rpmからの低速トルクが豊か。
カタナだと、3000rpm以上まで回さないと
エンジンが本調子じゃないような音をさせたものだけど
CBは2000rpmも回っていれば、これで充分という気にさせる。

それに、Type1のハンドルがもたらす、いわゆる殿様ポジション。
バイクに乗った時のポジションが、ライダー心理に及ぼす影響って
じつはかなり大きいものがある。

CB1100に乗りはじめたばかりのころ、
気分が乗ってくると、ついつい前傾姿勢を取りそうになった。
そのたび、アップハンドルがそれを押しとどめる。
そして、「そうそう、ゆっくり行こうや」
と、気分を落ち着かせる元になった。

今では、殿様ポジションにも慣れ
そんなにガツガツ走らせたりしない。
後方から四輪が煽ってきても素知らぬ顔して、
悠然と走っている。

ドカのSSみたいな刺激はないのかもしれないが、
この悠然とした感じは、悪くないと思った。

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